【貧血は鉄不足だけが原因ではありません】

ブログをご覧いただきありがとうございます。

静岡市駿河区のパーソナルトレーニングジム

I.S.C. labの杉山です。

昨日に引き続き貧血について。

貧血は大まかに

・鉄欠乏性

・巨赤芽球性

・溶血性

の3つに分けることができました。

鉄欠乏性は一般的なイメージのような

鉄が足りていない状態ですが、

残り二つは赤血球に問題があります。

赤血球は骨髄で作られ

成熟の過程で核が取り除かれる脱核が起こり

サイズが整えられます。

この脱核が上手く行われないと

赤血球のサイズが大きいままの状態だと

鉄が足りていても上手く酸素を運べず

貧血症状が出てしまいます。

この状態を巨赤芽球性貧血と言います。

脱核が上手く行われない原因として

・葉酸

・ビタミンB12

の不足が考えらます。

溶血性貧血は

赤血球がもろく、壊れてしまい

赤血球が足りなくなって

貧血症状が出ている状態。

先ほども言った通り、

赤血球は骨髄で作られますがその際に

・タンパク質

・ビタミンA

・鉄

・亜鉛

・ビタミンB６

といった栄養素が必要になります。

これらが不足することによって

壊れやすい不良な赤血球ができてしまい

貧血症状が出てしまいます。

ではこれらの栄養素を摂っていればいいか

と言われると、そんなことはなく

合わせて消化吸収機能（胃や腸）や

代謝機能も見ていきたいところです。

様々な要素が絡み合って症状が出ている体。

難しくもあり、そんな要素を一つ一つ分析するのも

この仕事の楽しくやりがいを感じるところです。

複雑に絡み合う問題を

より的確に分析できるよう

日々知識のアップデートに努めています。