【エストロゲン過剰によって起こること】

ブログをご覧いただきありがとうございます。

静岡市駿河区登呂のパーソナルトレーニングジム

I.S.C. labのパーソナルトレーナー杉山です。

昨日の記事ではエストロゲン過剰(相対的にも)

が起こることでPMSが悪化するというお話をしました。

エストロゲン過剰はPMSだけではなく

その他の女性特有の不調にも深く関係しています。

1つ目は月経困難症。

これは機能性、器質性の2種類がありますが、

機能性の場合エストロゲン過剰により、

子宮内膜が過剰に増殖し剥がれ落ちるため、

プロスタグランジンと呼ばれる物質が産生されることで

腹痛や頭痛などの症状が現れます。

2つ目頻発月経(無排卵性出血)。

こちらは純粋なエストロゲン過剰ではなく

相対的エストロゲン過剰が原因と考えられます。

様々な要因で卵子が成熟しないと、

プロゲステロン不足になり、相対的なエストロゲン過剰に。

結果、月経前の黄体期に子宮内膜症が過剰増殖し、

剥離を迎え少量の出血が起こります。

その後、本来の月経が来るので、

1ヶ月に2回=頻発月経と認識されます。

3つ目は子宮内膜症、子宮筋腫。

このどちらの症状もエストロゲンに依存して

組織や筋腫が成長していくため、

エストロゲン過剰が原因の一つとなります。

このようにエストロゲン過剰によって

PMS以外にも多くの不調を抱える可能性があります。

こうしたエストロゲン過剰による不調は

栄養状態を整え、ホルモンバランスを正常にすることで

寛解できるケースも多くあります。

(内膜症や筋腫のような器質的な問題が起こっているケースは別です)

1つ注意点としては

女性特有の不調があるときは

何かの疾患や器質的な問題がある場合もありますので

まずは婦人科への受診をお願いします。

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