【痛みの改善には痛い場所以外へのアプローチも】

ブログをご覧いただきありがとうございます。

静岡市 駿河区 登呂のパーソナルトレーニングジム

I.S.C. labのパーソナルトレーナー杉山です。

腰痛や膝痛、肩痛などなど

体の痛みがある場合

その部位に対してマッサージやストレッチをして

痛みを緩和してしていくことが

頻繁に見受けられます。

しかし、こういった痛みのある場所に

直接アプローチしていても

やった直後は良くなるけれど

その後痛みを繰り返すことが

多いのではないでしょうか。

こうしたケースの多くは

痛みがある場所に根本原因があるのではなく

別の場所に原因があります。

個人的に痛みを改善していく上で

基礎となっている考え方の1つとして

「joint by joint theory」という理論があります。

この理論はざっくり説明すると

関節には安定して欲しいものと

動いて欲しいものがあるというものです。

（詳細は長くなるのでまた後日）

例えば、膝関節は安定してほしい関節になります。

膝がぐにゃぐにゃだと困りますし、

肩みたいにぐるぐる動きませんよね。

逆に股関節は動いてほしい関節になります。

肩と同じようにぐるぐる動いてくれますよね。

この役割がずれてくると

痛みが出やすくなってしまいます。

体がかたくなり、股関節の動きが悪くなってくると

その隣接する関節（膝や腰）が股関節の分まで

頑張って動いてくれようとします。

そうなると安定してほしい関節が

安定できずに動かざるを得ないので

関節や靭帯に負担がかかり

痛みにつながってしまいます。

この場合、原因となっているのは

痛みがある膝ではなく

動きが悪くなっている股関節。

つまり、痛みがある膝を

頑張ってケアしても

再発してしまうことが多々あります。

このように、

痛みがある場所自体に原因があるのではなく

そのほかの部位に原因があることも多くあります。

もちろん痛みがあるところに

全くアプローチしないかというと

そんなことはなく、しっかりとアプローチをしていきます。

それと同時にその他の部位への

ケアやエクササイズを行っていくと

痛みの改善も早くなっていきますし

再発防止にもつながります。

痛みを繰り返している方は

他の部位へのアプローチが

必要かもしれません。